色は波長の異なる光の一部。

カラーセラピーは占いではなく、色彩心理をベースにしたカウンセリングツール。

色を用いて無意識の言語化をサポートするよ。ここでは、次のことについて説明するね。

  • 色とは?
  • 色が心に与える影響
  • カラーセラピーと心理学

色は光の中にある


色は光の中にある。それを発見したのが、有名なニュートン。

1666年にI.ニュートンが、太陽の白色光をプリズムに通して分光したところ、様々な色の帯が現れた。一見透明な光は、いくつもの色が重なってできたものだった。

光とは、電磁波の一種。電磁波は、波長の長さによって、赤外線・紫外線・X線などにわけられる。人に色を感じさせる領域は、可視光線と呼ばれている。

人間が色を識別できるのは、波長の長さに違いがあるから。

色が人の心に与える影響


イギリスのロンドンにある”ブラックフライア橋”は、自殺の名所だった。ところが、橋の色を黒から緑に塗り替えると、自殺者が3分の1に減少した。

アメリカの大統領”ジョン・F・ケネディ”は、選挙活動の際に色彩戦略を取り入れた。ケネディが好印象を与えた理由の1つは、スーツの色。

当時はモノクロテレビだったので、濃い色のスーツを着用することで、力強さを印象付けることができた。

また、引越し業者は重さを感じないように、明るい色のダンボールを使う。このように、色が心理的な影響を与える事例は、数多く報告されている。

緑や青を見ると落ち着く理由


初期の哺乳類の生活は、主に樹上だった。

そのため哺乳類の色覚は、最初が緑、次に緑の間から見える空を識別するために青、次に木の実を探しやすいように赤、という順で獲得したという説がある。

樹上で生活するには、葉っぱとその間にある空を識別し、しっかりと枝を掴む必要があるから。

このころの哺乳類にとって、緑や青は生活の場の色だ。つまり、食べたり、眠ったり、安心できる場所の色。人間は生きるために、色を見分ける機能を「獲得」したということ。

色から得られる心理的効果は、単なるイメージだけでなく、種の保存の過程で生まれたもの。

カラーセラピーと心理学


心理学は19世紀後半に、ドイツの生理学者・心理学者のヴントが”心理学実験室”を立ち上げたことで確立された。

カラーセラピーに影響を与えているのは、人間の性格について研究する【性格心理学】だ。さらに臨床の場で、実際に色が関わってくるのは【投影法】である。

投影法は、 「曖昧な刺激に対して人が反応する態度には、その人の無意識の領域にあるものが投影(反映)される」という性格検査の1つだ。

しかし、投影法は、性格を探るテストであると同時に、治療的な役割も果たす。

カラーセラピーにおいては、色と言葉という曖昧な刺激を与えることで、クライアントが無意識に抑え込んだ感情を引き出すことができるんだよ。

参考文献:色彩心理のすべてがわかる本 ナツメ社 山脇惠子著

この記事もオススメ

個別セラピーの詳細はこちら