次のステージに行けるHSPと現状にとどまるHSPの違い


モモカ

「クマ先生は、HSPの成長をたくさん見てきたんだよね。何か押さえておくポイントってあるの?」

クマ先生

「もちろん、あるよ。それは勇気の扉を開けることができるかどうか。」

モモカ

「勇気の扉?どこに行けばその扉は見つかるの?」

クマ先生

「この扉は目に見えないんだ。だからこそ、しっかり向き合うと次のステージに進むことができる。」

モモカ

「詳しく教えて!!」

目次

〔1〕人生を次のステージに導く扉

〔2〕「〜でなければならない」に気づく瞬間は叫びたいくらい衝撃

〔3〕新しい自分と過去の自分の葛藤

〔4〕悲しいことや辛いことと同じくらい、楽しいことも大事にする

クマ先生からのメッセージ

〔1〕人生を次のステージに導く扉


自分がHSPだと知った人には、しばらくするとある扉が現れる。それは、今までの【苦労してきた自分を手放す】勇気の扉だ。

詳しくお話していこう。

まずHSPを知って、自分がおかしいのではなく脳の仕組みが違うだけだと理解できると、それだけで見える世界がガラッと変わる。

さらに情報収集すると、今までの違和感の原因が次々と解明されていく。

ここまでは多くのHSPが得られる感覚だ。ところが、苦労してきた自分を手放す勇気が持てるHSPは少ない。

なぜなら、その扉は古くて重々しくて、まるで開かずの扉のように見える。だから、君は開けてはいけない扉だと思ってしまう。

しかし、その扉こそ人生を次のステージに導く扉(勇気の扉)なんだ。つまり、勇気の扉を開ける体験をしなければ、本当の意味で苦しみから解放されることはないんだ。

〔2〕「〜でなければならない」に気づく瞬間は叫びたいくらい衝撃


では、どんなときに勇気の扉が現れるか?

それは、自分に対して無意識に強制していた「〜でなければならない」に気づいたときだ。

  • 仕事はボロボロになるまで頑張らなければならない
  • 家族との時間を優先しなければならない
  • 恋人の言うことは守らなければならない
  • 私はいつも疲れていなければならない
  • お金は必死に稼がなくてはならない
  • 1人で頑張らなくてはならない

他にも、自分を縛り付けていたルールがあるはず。

HSPについて理解を深めて自分の感覚が戻ってくると、ある日突然

「あれ?私家族との時間より、1人の時間を優先したいのかも」

「あれ?私そこまで仕事しなくていいかも」

「あれ?私必死にお金稼ぐの好きじゃないかも」

「あれ?私1人で頑張らなくていいのかも」

と、今まで自分が重要だと思っていたことが、実はそんなに重要じゃなかったことに気づく瞬間が来る。

気づいた瞬間は、脳みそが揺れるような衝撃を感じる。そして、ふわーっと心が軽くなる。

「なんだ!!!そうだったのか!!!」

と叫びたくなる。

しかし、その後すぐに、 新しい自分と過去の自分が葛藤を繰り返すようになるんだ。ここで、勇気の扉を開けることができる人と、目を背けてしまう人に別れる。

それはつまり、人生の次のステージに行くHSPと現状にとどまるHSPということだ。

〔3〕新しい自分と過去の自分の葛藤


「〜でなければならない」に気づいたあと、次に訪れるのは新しい自分と過去の自分の葛藤だ。

過去の自分とは、HSPを知る前の自分やルールに気づく前の自分。新しい自分とは、HSPを知った自分やルールに気づいた自分。

新しい自分は、縛られていたルールから解放されて楽になろうとする自分とも言える。

ここで最大のポイントをお伝えしよう。

新しい自分を拒む、過去の自分を落ち着かせる。これが、勇気の扉を開ける鍵になる。

しかし何度も言うように、この扉は古くて重々しくて、開けてはいけない扉に見える。だから、みんな葛藤するんだ。怖いからね。

僕の友達のエミリーは、HSS型HSPで勇気の扉を開けた1人だ。ここからは、彼女が扉を開けるとき、どんな心境だったか紹介しよう。

HSPやHSS型HSPという言葉を知ってすごく感動した。

同時に「いやいや、そんな簡単に解決しちゃダメでしょ」と思っている私もいた。

仕事・恋愛・お金・人間関係…それまで本当にたくさん悩んできたから。問題が全部なくなるのが怖かった。

「これがスタートで、これからまた多くの課題に出会って、悩んで苦しんで少しずつ光を手にするんだ。」そう考えた。

「でも、もう十分悩んで苦労したし、辛い思いもしたじゃない?」とも考えた。

でも、やっぱり「いやいや、そんな簡単に解決しちゃダメでしょ」と思っている私を、どうしても手放せなかった。

エミリーは、それまでに何度も過去と向き合う努力をしてきた。

目を背けていたことに向き合ったり、見たくないものを見たりするのは勇気がいる。さらに恐怖も伴う。

しかし、彼女は自分にダメ出しを続けた。改善点を見つけて、なんでもできるよう努力した。そんな日々が、これからもずっと続く。そう思っていたんだ。

ところが、ある日。突然新しい自分から「終わらせていいよ」と言われたんだ。

〔4〕悲しいことや辛いことと同じくらい、楽しいことも大事にする。


それじゃあ、もう少しエミリーが勇気の扉を開けるまでの葛藤を見てみよう。

【過去のエミリー】

考えてみてよ?

その扉を開けたからって、私の中から悲しみや寂しさが消えるわけじゃない。

楽しいとか幸せしか感じなくなるわけじゃない。それはわかってる。でも…

自分が楽しんでばかりいたら、誰かを傷つける。迷惑かける。楽しむことは不真面目で非常識。それはダメなことでしょ。

【新しいエミリー】

じゃあ、こういう見方を採用してみたらどう?

私が今から開ける扉の向こうは、楽しくて幸せで、悩みなんてなくて、毎日ワクワクしている。

だけど、時々悲しくなるし、不安になるし、傷つくこともある。認めてほしい、わかってほしいって、もどかしくなることもある。

落ち込んでも、すぐに戻ってこれる。

感情の引き出しが増えて、私は自分の気持ちを否定することなく、全てを受け入れている。その上でどういう選択をするか決めることができる。何よりも自分を否定しない。

楽しいこと・好きなこと・悲しいこと・嫌なこと・どれかだけではなく全部。それが私だし、それが人間だから。

今まで大事にしてきた、悲しいことや辛いことと同じくらい、楽しいことも大事にする。これから楽しいことを大事にするなら、それと同じくらい嫌なことも大事にする。

こうしてエミリーは、新しい自分の考えを採用することに決めたんだ。

それからというもの、鼻歌を歌うことが増えたり、朝起きてすぐ「幸せ!」という言葉が自然に出てきたり。さらに、落ち込んだり悩みを引きずることが驚くほど減ったんだよ。

(落ち込まない、悩まないということじゃない)

これこそ、苦労してきた自分を手放して勇気の扉を開けた後の姿だ。

注意点は、過去の自分を説得する言葉は1人ひとり違うということ。

彼女が考えた内容を丸ごと君が暗記しても、過去の君が納得するとは限らない。過去の君を説得できるのは、他の誰でもない新しい君だけだからね。

クマ先生からメッセージ


最後に今日のお話をまとめよう。

  1. 人生を次のステージに導く扉(勇気の扉)は、古くて重々しくて、開かずの扉に見える。この扉を開ける体験をすると、苦しみから解放される。
  2. 自分を縛りつけていたルールに気づくと、脳みそが揺れるくらい衝撃を受ける。
  3. 勇気の扉を開ける鍵は、新しい自分を拒む過去の自分を落ち着かせること
  4. 悲しみも寂しさも、消す必要はない。引き出しを増やして、同じくらい楽しみも大事にしよう。

君がもし勇気の扉の前にいるなら、こう考えてみて。

「いま立っている場所は、問題解決のスタートの扉ではなくゴールの扉の前なんだ。そして、繊細な自分を楽しむスタートラインにいる。」

これは、過去の自分を捨てることじゃない。

削除(デリート)ではなく、更新(アップデート)するイメージだ。頑張ってきた自分を認めつつ手放し、新しい自分を迎えてあげよう。

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