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HSPについて3つの疑問をパパッと解消!〜遺伝・人が嫌い・心の病気〜


モモカ

「Highly Sensitive Person(HSP)について色々勉強してきたけど、よくわからないところがあるの。」

クマ先生

「それじゃあ今日は、簡単に復習してみよう。」

モモカ

「やった!まとめて振り返ることができるのね!3つ教えて欲しいものがあるよ。HSPは遺伝なのか?人が苦手って?HSPだと心の病気になるの?」

クマ先生

「なるほど。そこはみんな疑問を持つところだね。じゃあ、順番にお話しよう。」

目次

〔1〕とても敏感な気質は遺伝である

〔2〕「1人で過ごすのが好き」と「人が嫌い」は違う

〔3〕HSPと心の病気に関係性はない

クマ先生からのメッセージ

〔1〕繊細で敏感な気質は遺伝である


繊細で敏感な気質は遺伝である。

これは、アーロン博士が断定している。しかし、特定の遺伝子はない。だから「Highly Snsitive Person(とても敏感な人)」と呼ぶことにしたんだ。

HSPの特徴は、生まれつき右脳の血流量が多く、刺激に対して大きく反応する脳を持っている。

君の両親や親戚の中で、この気質に当てはまる人がいるはずだ。

だからといって、全員が同じ性格になるわけではない。親子でも一人ひとり顔が違うように、性格は生まれてからの経験が作り上げるからだよ。

また、性格は時とともに変わる。自分で選ぶこともできる。つまり、繊細さは遺伝だが、「内気」「人見知り」という性格は生まれつきではないということ。

〔2〕「1人で過ごすのが好き」と「人が嫌い」は違う


HSPは1人で過ごすのが好き。もしくは少人数で行動する方が安心する。だけど、人が嫌いなわけではない。

大勢でワイワイ過ごす環境は苦手だが、少人数で集中できる環境なら心から会話を楽しめる。

なぜなら、人そのものではなく、その人が発する声の高さや低さ、または部屋の照明や雑音に鋭く反応するからだ。

例えば、大衆居酒屋で飲み会をしたとき。そこには次のような刺激が存在する。

  • 来客を知らせるドアの音楽
  • 店員さんの「いらっしゃませ!」という元気な声
  • グラスやジョッキを合わせる音
  • メニューが入ったときの「ピーピー」という機械音
  • タバコの臭い
  • 隣のテーブルの話し声
  • 宴会客のコールを叫ぶ声
  • 油っぽいベタベタした床
  • 空調
  • BGM

これらは、大きな刺激を好む非HSPには心地よく感じるものだ。賑やかな場所でエネルギーを充電できる人もいる。

しかし、些細な刺激にも反応してしまう脳の持ち主は、短時間で疲れてしまう。たとえ大好きな人との食事でも、心から楽しめなくなってしまうんだ。

人が嫌いなわけではなく、少人数で静かな場所で心の深い交流する会話が大好きなんだよ。

〔3〕HSPと心の病気に関係性はない


HSPだから、うつ病になりやすいわけではない。

内向型の研究をしている、ハーバード大学のケーガン教授は「刺激に鋭く反応する乳児の90%は、大人になって慢性的なストレスや不安を抱えていない」と話している。

また、家族がすでに不安障害であるなど特殊な場合を除いて、青年期の不安は幼児期の内気さとは無関係ということが、いくつかの研究でわかっているんだ。

それから、アーロン博士は「大きな問題のない小児期を送ったHSC(Highly Snsitive Child/とても敏感な子)が、不安や抑うつ状態、臆病な性格になる割合は、HSCでない子と差がない」としている。

つまり、繊細で豊かな感受性を持つからといって精神疾患を発病する確率が高くなるわけではない。

クマ先生からメッセージ


最後に今日のお話をまとめよう。

  1. 繊細で敏感な気質は、遺伝である。しかし、性格は後天的なものなので、一人ひとり違う。よって、繊細さがどう表現されるかは、人によって違う。
  2. HSPは1人で過ごすのが好き、だけど人が嫌いなわけではない。静かで落ち着ける場所なら、心から会話を楽しめる。
  3. HSP気質だからといって、心の病気になりやすいわけではない。心の病気は、気質・性格・環境など、複雑な要因が絡んで発症する。

君がHSPなら、とくに苦手な場所や刺激を探してみよう。そして、心地よい【人・もの・場所】を集めて、繊細で豊かな気質を持つ自分を楽しんでね。

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