【危険】断捨離がやめられない心に隠された真実


モモカ

「これもいらない。これもいらない。」

クマ先生

「あれ?掃除してるの?」

モモカ

「あ、クマ先生。いつも急に断捨離したくなるの。気に入って買ったはずなのに、なぜか興味がなくなっちゃう。」

クマ先生

「うーん、それはちょっと危険信号かもね。何かを手放す行為には、2つの意味があるんだ。危険な断捨離は、自己肯定感を傷つけるから注意が必要だよ。」

目次

〔1〕自分を捨てる危険な断捨離

〔2〕手放す行為に秘められた2つの意味

〔3〕信頼と期待の違い

クマ先生からのメッセージ

〔1〕自分を捨てる危険な断捨離


今の自分を否定して次に進もうとする人は、断捨離がやめられない傾向にある。

断捨離とは、持ち物を手放して必要なものだけ残す作業だよ。簡単に言えば大掃除。その過程で、様々な思考やこだわりも手放すことができ、心理的な開放感も得られる。

身の回りを整理すると、何を大事にしたいかを再確認できる。ところが、危険な断捨離も存在する。それは次のような状態のときだ。

とても気に入って買ったはずの雑貨や服。キレイにディスプレイして、気持ちよく過ごしていたはずなのに。

ある日突然、捨てよう!と思い立ってしまう。

そして、断捨離が進むと人間関係も捨てたくなる。

嫌なことをされたわけではないのに、突然電話帳の整理を始める。気づけば、思い出の品がほとんどなくなっている。

断捨離の直後は、スッキリする。だが、数日経つと心にぽっかり穴が空いた気分になる。

これではまるで、自分という存在を捨てようとしているみたいだね。なぜこのような断捨離が危険なのか詳しく説明しよう。

〔2〕手放す行為に秘められた2つの意味


何かを手放すという行為には、全く違う2つの意味がある。

1つは、卒業。

人は、ある期間どこかに属して様々なことを学ぶ。義務教育なら、小学校は6年、中学校は3年。全てのカリキュラムを修了すれば、その場所では学ぶことがなくなり次の場所へと移る。

卒業式でどんな気持ちになったか思い出してみて。

「楽しいことも嫌なこともあったけど、よく頑張ったよな。」

「面倒なことばっかだったけど、もう終わりと思うと寂しいな。」

「次の場所では、どんなことが起きるかな?不安だけどワクワクする。」

多くの人は、こんな心境になったはずだ。これは、小学生・中学生の自分を手放すということ。かわりに、そこで起きた様々な経験を思い出という財産にして持ち続けることになる。

次に、手放す行為のもう1つの意味。それは、逃避(とうひ)。

逃避とは、向き合うことが困難な状況から目をそらし、不安や緊張をなくそうとする行為。

これは心理学用語で、心の防衛反応の1種なんだ。現実逃避という言葉を聞いたことがあるはず。

逃避自体は悪いことじゃない。誰もが日常的に行っていることだ。どんな心境で断捨離しているかで、逃避なのかを見分けることができる。

「もっと頑張れば、なりたい自分になれるはず」

「今いる場所では、自分らしくいられない」

このような心境になっていたら危険だよ。

今の自分や環境に満足せずに新しい世界を求めて、人間関係や生活環境を変えるようになる。

一見向上心があって、かっこいい感じもするが、裏側には自己否定が隠されているんだ。だから、過去を思い出す物や人は見たくないと、無意識に遠ざけようとする。

もう一度整理しよう。何かを手放す行為における2つの意味。

卒業は、時間の経過に伴う自然な流れ。学ぶことがなくなり、思い出という財産に変えて今いる場所を手放す。

逃避は、向かうべき問題とは別の行動をすることで、気を紛らわせること。本当は必要なものも無意識に遠ざけようと手放す。

つまり、冒頭で説明した危険な断捨離とは、自己肯定感を傷つける行為とも言える。自分がしてきたこと、今の環境にいる価値を信じることができないんだ。

〔3〕信頼と期待の違い


では、危険な断捨離をやめて自己肯定感を育むにはどうしたらいいのか?

そのためには、自分との信頼関係を築くことだ。そもそも自己肯定感とは4種類ある自信の1つだったね。

自信の種類については、以前お話しした。

▷『自信』について詳しく解説。キーワードは”自己肯定感”

自信があるとは、自分を信じることができる状態だ。念のため【信頼と期待の違い】をお話しておこう。

信頼とは、どんな状態でも受け入れること。

例えば、子育てしている親の場合。

子供がテストでどんな点数を取っても、その子の価値を認めてあげること。部活で表彰されても、反抗期で家出しても、この子なら大丈夫と受け入れてあげること。

一方期待するとは、自分の望み通りの結果しか受け入れたくない状態。

成績は人並みでいいから、周りに迷惑かけない子でいてほしいとか。優しくて世の中に貢献できる子になるように、なんでもしてあげようとか。

自分の望む結果のために相手に何かをすることが期待だ。

では、自信のある人と聞いたら、どんな人をイメージする?

ビックマウスでどんなときも動じない、ブレない自分軸を持った人?

間違いではないが本質ではない。自信とは、自分の存在価値を信頼することで生まれるものだ。

「うまくいっても、いかなくても。自分で考えてしたことを全て受け入れる。」

「私は、どんなことがあっても大丈夫。」

こういう覚悟で腹をくくることができるか。それが自分を信じるということだ。

この先何があるかわからないし、答えがもらえるのかもわからない。そういう、もうお先真っ暗!っていう状態のとき。最終的に頼りにするのは、自分自身の感覚しかない。

だからこそ光が見えたときに、それまで以上に自分との信頼関係が深まるんだ。何もせず自分の底力を信じて待つ。そんな時間も人生には必要だ。

クマ先生からメッセージ


最後に今日のお話をまとめよう。

  1. 断捨離を繰り返している人は、自分という存在を捨てようとしていないか確認してみて。
  2. 手放す行為には、卒業と逃避の意味がある。危険な断捨離は逃避の代替え行為。本当に大事なものも捨てている可能性がある。
  3. 今の自分を認めて信じて待つ。自分との信頼関係を築くことが自己肯定感を育む。

先が見えない状態のときこそ、自分との信頼関係を築くチャンスだ。

「やっぱり私はダメだ」という自分を信じるのか。「それでも私は大丈夫」という自分を信じるのか。君は、どちらも選ぶことができる。

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