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マイナスな感情との付き合い方。HSS型HSPのストレス発散方法


モモカ

「どうしよう、やっぱり私はダメなんだ。はぁぁ。」

クマ先生

「なんだか元気がないね。落ち込んでいるの?」

モモカ

「先週、お友達に手紙を書いたの。それが1週間経っても返信がなくて。嫌われたんだ。もう、何もやる気がおきない。」

クマ先生

「それは心配だね。」

モモカ

「ごめんなさい、せっかくクマ先生がお話ししてくれる時間なのに。こんな落ち込んでいたらダメよね。」

クマ先生

「それじゃあ今日は、今の君にぴったりなお話をしよう。マイナスな感情との付き合い方だよ。」

目次

〔1〕マイナスな感情を持つのは悪いこと?

〔2〕「成果を出し続ける人は落ち込まない」はウソ

〔3〕ストレス発散への罪悪感を消す

〔4〕HSS型HSPがストレス発散方法を見つけるには

クマ先生からのメッセージ

〔1〕マイナスな感情を持つのは悪いこと?


「感情が下降するのはダメなことだ。」そう思っている人がいる。しかし、人間である限り毎日同じ感情をキープすることはできない。

なぜマイナスな感情を持つことが、悪いことのように思うのだろうか。いつから、気持ちを常に一定に保つことがいいこと、そう考えるようになったのか。

多くの人は、社会と関わるようになってからではないかな。幼稚園に行く、学校に行く、仕事をする。社会に参加するようになると、自分の感情ばかり優先はできない。

集団生活では協調性が求められる。自分の気持ちを抑えて、組織の課題に取り組むことが当たり前という雰囲気もある。

これは「気分でアウトプットにムラがあると困る」という人たちが、暗に発しているメッセージとも取ることができる。

君は感情の変化について、こんな言葉を使っていないかな?

  • 感情の起伏が激しい
  • 感情の波に差がある
  • テンションが高い、低い
  • モチベーションが高い、低い

これらは、精神状態を直線として捉え、上下に振り幅のある周波数と考えた場合だ。病院の心電図のようにね。ところが、これは違う。

感情を直線と考え、上下に触れる波(周波数)のように考える。すると、下降するのはよくない・振り幅が大きいのはよくない、と思ってしまう。

〔2〕「成果を出し続ける人は落ち込まない」はウソ


感情は海と同じなんだ。そう、感情の波とは寄せては返す【海の波】なんだよ。

寄せたままの波は存在しない。行ったり来たりを繰り返す。そして、潮は満ち引きを繰り返す。これは自然なことだね。

「潮が引いちゃった。どうしよう、急いで戻さなきゃ。」

と不安になる人はいない。

ところが、マイナスな感情に浸り続けることは、心身に悪影響を及ぼすことがある。

君には、こんな経験がないかな?

  • 気になることがあると、2〜3日ずっと同じことを考える。
  • 暗い気持ちのまま他のことが手につかない。
  • 寝る直前まで心配事が頭から離れない。
  • 夢にまで出て来る。
  • 考えすぎ、気にしすぎはよくない。落ち込んではいけないと言い聞かせる
  • しかし、そう思えば思うほど、どんどん気持ちは落ち込んでいく。
  • そして、心身はあっという間に疲弊してしまう。

これが感情の波に飲み込まれた状態だ。

そこで、君にある真実を教えよう。

スポーツ選手や経営者など、成果を出し続ける人は落ち込まない。と思われがちだ。実は、彼らは単純に回復が早いだけなんだ。

落ち込まないのではなく、落ち込むことだらけでも立ち直るまでが早い。だから、落ち込んでいないように見える。

おそらく、誰よりも挑戦し、傷ついた経験をしたからこそ、落ち込んだときの思考のクセを熟知しているのだろう。

どんなことで傷つくのか、気分が下降ぎみのときは、どんな状態になるのか、何をしたら回復するのか。

経験から自分の取り扱い説明書がしっかり出来上がっているのだ。

最初に言ったように、感情を高低の周波数の波で考えると、高いときは良くて低いときは悪い。みたいなイメージになるよね。

特に、HSPは自分の中で起きている刺激に対しても敏感だ。だから、自身の感情の変化に疲れる潮の満ち引きの、たった1cmの変化にさえ気づくことができる。

HSPにとって、それは自然なことだね。

大事なのは、感情の波に飲み込まれるのではなく波を観察して泳ぐ練習をすることだ。

  • どんなときに気持ちが落ちるのか?
  • 何をしたら、回復するのか?

という、自分の感情の波のパターンを1つでも多く知ろう。自分なりのストレス発散方法を日頃から集めてメモしておくとよい。

〔3〕ストレス発散への罪悪感を消す


HSPはストレス発散が苦手だ。

そもそも、この発散という言葉に違和感を持つ人がいる。爆発させる、外に撒き散らすようなイメージを連想するからだ。ネガティブな感情を外に出すことに罪悪感があるんだね。

そこで、ストレス発散の定義を【気分転換】に変えてみると、途端にラクになる。

気分転換の目的は、同じことをずっと考えてしまうときやネガティブ思考から抜けられないときに、こころを安定させることだ。つまり、思考を別の場所に移す=転換させる

発散させなくても、気分が変えられればいい。ネガティブ感情を持ったままでもいい。解消しようとしない。考えることを一旦休憩するだけ。

そのために何をするか考えよう。こんなことでもいいの?と思うことも、自分が好きなことなら採用する。

  • トイレ掃除
  • 点描画
  • 救急箱の匂いを嗅ぐ
  • ペットの毛づくろい
  • 同じ場所をいったりきたりする 

それから、HSS型HSPの場合。行動的だけど飽きやすい気質を利用して、短時間で終わらせる工夫も必要。

  • 友達とご飯にいくのはランチだけにする
  • 身体を動かすのは10分だけ

など。

1種類だけだと飽きるから「今日は新しい気分転換の方法を探そう!」というように、それ自体を楽しんじゃうのもいいね。

〔4〕HSS型HSPがストレス発散方法を見つけるには


HSS型HSPは、特にストレス発散方法を見つけるのが大変だ。

常に刺激を求めるのに刺激に弱い。人と一緒にいたいけど、すぐに疲れてしまう。

そんなHSS型HSPには、次のような気分転換シートの作成がオススメだよ。(HSP非HSSにも有効)

【気分転換シートの作り方】

  1. 「これをすると気分がラクになるな」ということを書き出す(10個くらいあるとよい)
  2. 紙に4マスのマトリクスを書く
  3. 横軸に[人と一緒に][1人で]と記入する
  4. 縦軸に[じっくり][手軽に]と記入する
  5. 1でリストアップした項目をそれぞれのマスに分類する
  6. 少ないマスのものを優先して増やすようにする

【例】

  • 1人で手軽にできる→音楽聞く、空を見る、呼吸に意識を向ける
  • 1人でゆっくり時間を使う→ヨガ、読書、ウィンドーショッピング
  • 人といるとき手軽にできる→LINE1往復だけする、ランチ
  • 人とゆっくり時間を使う→旅行、長電話、飲みに行く

このように、どうやって刺激を取り入れ、どうやって自分を癒すか整理しておくんだ。

以前紹介した感情日記と一緒に取り組むと効果的だよ。

一度に完成させる必要はない。少しずつ、自分の取扱説明書を作るイメージでやってみよう。

1日目→表を書く

2日目→右上のマスを埋める

3日目→右下のマスを埋める

これくらい、ゆっくり進めていけばいい。

クマ先生からメッセージ


最後に、今日のお話をまとめよう。

  1. 「感情の起伏が激しい」「モチベーションが高い低い」などの表現から、落ち込むことは悪いことというイメージがつく。
  2. 感情は海と同じ。寄せては返す波。飲み込まれるのではなく、観察して泳ぐ練習をしよう。
  3. ストレス発散は気分転換。思考を別の場所に移すことであって、忘れることではない。
  4. 気分転換シートを作成して、状況に合った気分転換方法をたくさん用意しよう。

ちなみに、感情は振り子とも表現できる。

上下に揺れるのではなく、左右に振れるだけだ。人間の感情は、様々なことで揺れる。良い感情、悪い感情とジャッジするのではなく「そういう状態なんだなー」と眺めてみよう。

そして、気分転換の方法をリスト化して、いざというときのレパートリーを増やしてね。

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