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境界線が薄いHSPあるある。「なんで?」って聞かれて、答えに困る


モモカ

「HSPの特徴に、人と境界線を作るのが苦手ってあるでしょ。」

クマ先生

「そうだね。境界線が薄いから、自分と相手を切り離して考えることができず、共感しすぎるんだ。」

モモカ

「うーん。具体的にどういうことなのか、よくわからないなぁ。」

クマ先生

「それじゃあ、境界線が薄い人あるあるを紹介しよう。それから、自分と相手との間に境界線を作ると、それまでフタをしていた本来の感情が溢れてくるんだ。」

モモカ

「えぇっっ!それちょっと怖いかも。」

クマ先生

「大丈夫。本来の感情が溢れてくる感覚(感情のデトックス)は、理解できれば怖くなくなる。そして、サクサクと自分らしく生きられるようになるからね。」

目次

〔1〕最初はいい人だと思ったけど、一緒にいると疲れる

〔2〕「なんで?」って聞かれて、答えに困る

〔3〕笑ってごまかすのは自分の本音

〔4〕誰かの人生を生きて時間をムダにしないで

クマ先生からメッセージ

〔1〕最初はいい人だと思ったけど、一緒にいると疲れる


HSPの中には、人が好きなのに人付き合いは苦手という、相反する感情に困っている人がいる。

「人付き合いは疲れるから苦手。なのに、人といると元気になれるし。人は好きなんだよな。だから、一緒にいたい。でも、手放しで駆け寄っていけるほどフランクにはなれない。」

「いっそのこと、人付き合いのない世界になればいいのに…でも、それはそれで寂しいんだろうな。」

こうやって、一見正反対の感情を持て余してしまうんだね。その理由は、 自分が落ち着く人間関係のあり方がわからないから。もう少し詳しくお話ししていこう。

HSPは、基本的に人が大好き。だから、観察しすぎてしまうんだ。

その結果、自分と相手との境界線がなくなって、見なくていいところまで見てしまう。そして、この前まで大好きだった人と急に距離を置きたくなる。

最初はすごくいい人だと思ってたけど、なんだか一緒にいると疲れる。ということも起こる。

ちなみに、逆のパターンもある。直感力に優れたHSPは、第一印象で「この人とは近づかない方がいいな。」と感覚的にわかる。だけど、平和主義で優しいから冷たい態度を取れない。

「良いところもあるよね。」「思い過ごしかな。」「人を嫌ってはいけないよね。」と頭で考えて、最初の感覚をなかったことにしてしまう。

結果的に、振り回されて疲れて「やっぱり近づかなければよかった」となるんだ。

この現象は、相手との距離が近すぎる場合に起こる。本質が見えてしまうHSPは、相手の「エゴ」や「見栄」も鋭く感じ取るんだ。

だから、とても残念な気持ちになり人間関係に疲れてしまう。

HSPは同時に多くのことを抱えることが苦手だ。それは、人間関係も同じ。広く浅く、その場だけ楽しむ。という、やり方は合わない。

細く長く、本当に大事にしたい人たちに、最大級の感謝と愛情を持って接する。そうした関係を作る方が、ずっと楽なはずだよ。

出会う人みんなと仲良くなれない。友達が少ない。それは、薄情とは違う。

しっかりと自分の許容量を見極めて、できることをする。人が好き。だけど、仲良くなれるのは、ごく一部。それでいいんだよ。

〔2〕「なんで?」って聞かれて答えに困る


境界線を作れず、人付き合いに疲れてしまうシーンは、まだある。例えば、相手は軽い気持ちで聞いた質問。

「なんで?」

簡単な質問なのに、答えるのは難しいと感じたことはないかな。君が会社の上司から、次のような質問をされたときを想像してみて。

「まだ会議のメール送ってないでしょ、時間はたくさんあったのに。なんで?」

もしくは、大好きな恋人からこんな質問をされたとしよう。

「ちょっとでも連絡する時間はあったはずなのに、なんで?」

この瞬間に君の頭の中では、 状況と相手の立場を踏まえてどう答えたらいいか、たくさんの選択肢が溢れてくるでしょ。

さらに、どんな言い回しで?どんなテンションで?どこまで話す?とか考える。しかし、そういう葛藤は、相手に伝わらない。だから、答えるのが遅かったり言葉に詰まったり。

やっと絞り出しても「はい。」「そうですね。」「すみません。」みたいな、当たり障りなくて不甲斐ない回答になる。

それで、ノリが悪い・冗談通じない・真面目・絡みにくいといった印象になってしまう。こういう人は、ポンポンとテンポ良く会話ができるわけではない。

しかし、対策を練ることはできる。返しの定型を用意しておくんだ。

  • なんて言えばいいか。。。
  • 言葉が出てこない。。
  • 語彙力なくて。。。

こんな感じ。まず定型を軽くさらっと言う練習をしよう。会話のペースだって、いつも他人軸じゃ疲れるからね。

〔3〕笑ってごまかすのは自分の本音


ささいなことでも、こころから楽しめる人って、すごく魅力的だよね。周囲の目を気にせず、自分を楽しんでいる感じ。

人としっかり境界線を作れると、感情を素直に表現することができる。君は、笑顔でいることを心がけている?それは、心から笑ってる?

面白くて笑うというより、どう反応すればいいかわからないから笑ってごまかす。この習慣が染み付いてしまうと、本当の自分を取り戻すのが難しくなる。

「心配かけないように笑顔でいなければ。」こんな自分を縛るルールが当たり前になってしまう。そうすると、本当の感情が隠れてしまうんだ。

素直に面白くて笑ってる人を見ると、イライラすることもある。

本来は、面白ければ笑えばいいし、面白くなければ笑わない。それが自然なんだけどね。

みんなに笑顔でいてほしいから笑顔でいようと努力する。いつのまにか、それが苦痛になる。自分が何を考えているのか本音が見えなくなる。

そこで、よく観察してみてほしい。君の周りの人が1番笑ってくれるのは、君が心から楽しんでるときじゃないかな。

自分が心から笑っている姿を見て、誰かが笑顔になってくれる。それって、すごく嬉しいよね。だから少しずつ感情を取り戻す訓練をしよう。

感情がよくわからない。という人は、このお話も読んでみてね。

〔4〕誰かの人生を生きて時間をムダにしないで


人と境界線を作り、心の奥底に封印していた感情のフタを開けると、ボロボロと数珠繋ぎに問題が解決していくことがある。

ここからは、そんな 自分を取り戻す波に乗った感覚について、お話しするよ。

以前、抑圧された感情は、脳に老廃物となって溜まると話したね。

最初に言った、心の奥底に封印していた感情のフタを開ける、というのが感情のデトックスだ。次に紹介するのは、僕の友達のアレックスが教えてくれた、感情のデトックス中の話だよ。

感情のデトックスが始まると、高層ビルのエレベーターに乗って、10階・20階と勢いよく上がっている感覚になった。

通常のエレベーターは、「1階、2階、3階…」とこまめに止まるよね。しかも満員だと、目的の階まで行くのに時間かかるし、ゆっくり上がってるように感じるでしょ。

だけど、感情のデトックス中に乗っているエレベーターは、自分しか乗ってない。しかも、目的階を押すボタンがない。そもそも目的の階がわからない。今、何階なのかも表示されていない。

そのエレベーターでは、扉が開くごとに、見たことない景色が飛び出してくる。フロアに降りると、今までの経験値や考えが通用しない出来事が次々に起きて、大きなダメージを受ける。もうヘロヘロ。

それと同時に 「人生を歩むために必要な道具(ツール)」をたくさんゲットして、エレベーターに戻る。それをすごい勢いで繰り返している感じ。

この建物が何階建てなのかわからないから、あとどれくらい扉が開けば、目的地にたどり着けるのか想像できない。おまけに、すごい勢いで10階、20階、と移動しているから、上昇の圧でうまく呼吸ができなくて苦しい。

でもね、このまま行けば、いつか穏やかで開放的で、とても暖かくて心地よい。そんなフロアにたどり着く。と、なんとなくわかるんだ。

かなり抽象的な説明だけど、イメージできたかな。違う表現をすると、そばを食べてモグモグ咀嚼している間に次を入れられちゃう、わんこそばみたいな感じ。

君の人生の主人公は、君だ。人生の傍観者にならないように。誰かの人生を生きて時間をムダにしないように。

扉が開いてもフロアに降りない選択肢もある。道具を受け取らないで、エレベーターに戻ることもできる。今の状況を選んでいるのは、全部君自身だ。

クマ先生からメッセージ


最後に今日のお話をまとめよう。

  1. 人が好きなのに、人付き合いが苦手なのは、相手との心理的距離が近すぎるから。
  2. 答えに詰まったときのために、返しの定型文を用意しておこう。
  3. 自分が心から楽しんで、周囲も笑顔になってくれる瞬間を増やそう。
  4. 自分を取り戻す波に乗った感覚を掴めば、サクサク自分らしく生きられる。

人としっかり境界線を作り、本来の感情を取り戻すことができれば、エレベーターに乗ることも怖くなくなる。

むしろ、行き先がわからないことが楽しくなってくる。「行き先のわからないエレベーター」が、人生だからね。

最終到達点なんてなくて。(たぶん、そこに着いたら人生が終わる)ゆっくり上昇することもあれば、急降下することもある。扉が開いてフロアに降りてみたら、以前降りたところと同じだった、なんてこともある。

1階、2階、3階と規則的に上がっていくわけじゃない。10階飛ばしの時期もある。逆に、ずっと止まって動かないときもある。

着実に上に登ることが良いとされている世の中だけど。実際、人生はそんな単純じゃない。行き先なんて、いつになってもわからないんだから。

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