『自信』について詳しく解説。キーワードは”自己肯定感”


 モモカ

「考えてみるとね、人並みの生活はしていると思う。すっごく不幸ってわけでもない。だけど、いつも自分に自信がないの。すごいねって言われても素直に喜べない。」

クマ先生

「じゃあ聞くけど、自信があるってどんな状態?」

モモカ

「うーん。意思が強くて、周りに流されずに自己主張できるってことかな。」

クマ先生

「君は、自信とは何かがわかっていないみたいだ。」

モモカ

「敏感で繊細な私でも自信を持てるようになるの?」

クマ先生

「やり方を間違えなければね。1つずつ説明していくよ。」

〔1〕HSPが自信を持てない理由


繊細で敏感なHSPが自信を持てない原因は、以下のことが考えられる。

  • 違和感について共感されることが少ない。
  • 少数派になりがちなので、自分の感覚が正しいと思えない。
  • 他者との境界線が薄く、本当の自分が何を望んでいるのかわからない。
  • コンディションの良いときが少なく、継続して高い成果を出す経験を持ちにくい。

その結果、どんなに評価されても自分の実力ではないと感じたり、もっと頑張らないと受け入れられないと思う。

さらに、「人が信用できない」「何かできるから周囲に受け入れられているんだ」「何もできない自分には価値がない」という思考に陥りがちなんだ。

HSPが自信を持てない理由には〈自分で自分の存在価値を認められない〉という隠れた問題があるんだよ。

〔2〕自信には4種類ある


そもそも自信とはなんだろう?

HSPの名付け親であるエレイン・アーロンの著書「ひといちばい敏感な子」には、こんな説明がある。ちょっと見て欲しい。

自信といっても、存在への自信と、能力への自信があります。

自信には、その源泉によって少なくとも4つの種類があります。

第1の自信、自己肯定感が最も重要です。

これは、能力と関係なく、ただ存在するだけで愛してくれる人がいるという感覚です。

〜中略〜

これ以外の3つは、能力に関するものです。

まず、社会的能力に関する自信。

つまり、友達を作る、初対面の人からきちんと接してもらえる、グループをまとめる、グループの中で主張できるという自信です。

〜中略〜

次に、体に関する自信。

これは、外見と能力に対する自信です。自分の体はきちんと動き、スキルを学んだり、ゲームをしたり、何かの仕事をこなしたりできるし、外見にも問題ないと感じることです。

最後は、知力に関する自信。

これは、状況を読むことができるという自信で、すくなくともある分野については、年相応のことができる自信です。

引用元エ:レイン・アーロン著〈ひといちばい敏感な子〉

「自分に自信がない」と漠然と思っているだけでは、状況は何も変わらない。具体的に、どんなことに対しての自信がないのかハッキリさせることが大事だ。

しかし、ここで落とし穴がある。最も重要な自己肯定感が育まれていない状態で能力に対する自信をつけても、完全に心が満たされることはない。

「可愛くなきゃ愛されない」とか「仕事ができない自分には価値がない」などの条件付きでないと、自分の価値を見出せなくなる。

よって、仕事で評価されても恋人がいても、何か物足りない欠乏感が生まれやすいのだ。

自己肯定感は、全ての土台となる。では、自己肯定感が育まれている状態とはどういうことなのか、詳しく見てみよう。

〔3〕自己肯定感が低い人と高い人の違い


自己肯定感が高い人は、自分は周囲に助けてもらえる存在だと思っている。逆に低い人は、自分は誰かに傷つけられる存在だと思っている。

参考になる説明をしているサイトを紹介しよう。

自分は大丈夫だという安心感は、自分の力に対する自信からだけではなく、「困ったときはきっと誰かが助けてくれる」という周囲に対する信頼感からもきている。

周囲が味方になってくれると信じることができる感覚を《基本的信頼感》という。

実際に人が味方になってくれるかどうかよりも、そう信じることができることがその人を守っている。《基本的信頼感》は、周囲が味方になってくれる、と信じることのできる感覚です。

《基本的信頼感》が正しく育まれた人は、

「身の回りにいる他人という存在は、基本的に信頼しても構わないものだ。」

ということを、頭で考える必要もなく、当然の感覚として身に着けています。しかし不幸にして《基本的信頼感》を育めなかった人は、そのような前提に不信感を持っています。

「身の回りの他人は、自分を傷つける存在であり、決して油断できない。」

「信用したり、期待してはいけない。」

そうした感覚を無意識のうちに抱いています。

他人は自分を助けてくれる存在というよりも「自分を傷つけ、貶めたり、自分が機嫌をうかがい支えなければいけない存在」に思えていたのでは、自分をさらけ出し、弱みをみせて助けを求めることは難しい。

引用元:いつも空が見えるから

わかるかな?

【自信】というものは、まず存在そのものに対しての安心感がある。

「ありのままの状態で周囲に助けられながら、自分の人生を歩んでもいい。自分はそういった権利を持つんだ。」と自然に感じられる状態だ。

さらに、自己肯定感という土台がしっかりしていれば、能力に対する自信もしっかりしてくる。

自己肯定感が高い人というのは「自分を信じる」ことができると同時に「自ら信じる」ことができる人とも言えるんだ。

〔4〕HSpが自信をつけるには


最後に、HSPが自信を持つ方法を紹介しよう。

ここまでの話で理解していると思うけど、まずは自己肯定感を高めることだ。いくつか並べてみるから、これだと思うものに挑戦してみて。

ただし、どれを実行するにしても多少の勇気が必要になる。大丈夫。身震いするほど勇気を出す必要があることこそ、君に必要な問題なんだ。

【自己肯定感を高める方法】

  • 「こんな自分にはなりたくない」という自分になってみる。
    (仕事をずる休みする自分。休みの日に何もしない自分。約束をドタキャンする自分など)
  • 「この人には嫌われたくない」という人からの誘いを断ってみる
  • HSP仲間に、モヤモヤした胸の内をさらけ出してみる。
  • できないことがあってもいい。と、自分に許可を出してみる。

(番外編)

瞑想やヨガは、自分の内側に集中する訓練として最適だよ。続けることで自分と周囲の物や人と、しっかりとした境界線を意識できるようになる。

結果的に「他人は他人、自分は自分」という思考回路を作りやすくなるんだ。

クマ先生からのメッセージ


繊細で疲れやすい人は、体調を崩しがちだ。

NG項目が多くて、周囲に配慮してもらわなきゃいけないこともたくさんある。さらに、人の感情に敏感だから、相手がイライラしていることもすぐに気づく。

そんなことが続くと「私なんて。。。」と自分を非難するクセがついてしまう。

自己肯定感という自信の土台をしっかり作ることで、安定した生活や人間関係を手にすることができるよ!

関連記事

▷不安いっぱいの学生HSP。制服トラウマと集団生活。

更新情報について

▷INFORMAITION

登場人物について

▷PROFILE

Twitterフォローしてね!